椿油の油を使うことで得られる効果
椿油は古くから日本で愛されてきました。
今ではお化粧品のイメージが強いですが、昔は化粧品として使われる他、薬に使われていたり、灯をともすための燃料に使われたりしてきました。
一口に椿油といってもどれでも良いわけではありません。
椿の中でもヤブツバキから取ることができる植物油のことを指します。
昔はそのヤブツバキの種を手でつぶして作っていましたが、今では専用の機械を使って種から油を抽出しています。
生産地として有名なのが長崎県の五島です。
五島では1000万本近い椿が自生していると言われていて、シーズンになると島に咲き誇る椿を楽しむことができます。
そうして取られた油は完全な天然植物性オイルなので肌に優しいのが特徴です。
また人の皮脂にも含まれるオレイン酸を多く含むので、人の皮膚や髪に馴染みやすいと言われています。
椿の油はヘアオイルとして使うことが良く知られていますが、どういった効果があるのでしょうか。
髪に使うことで乾燥を防ぐことができ、なめらかで健康的な髪を保つことができると言われています。
また髪だけでなく肌にも使うことができます。
肌に使うと肌の水分が蒸発することを防ぎ潤いのある肌を保つことができます。
しかし、使いすぎるとベタついた感じになり、不快に感じることがあります。
使うときは少量で良いので使う量に注意しながら使うと良いでしょう。
近年では、お化粧品だけでなく食用のものも出されています。
油自体の味が薄いため食材の味がしっかりと堪能することができます。
またオレイン酸がたっぷりと含まれるため健康にも良いと言われています。